第17回永池川川歩き

517()は快晴、富士山が初夏の青空に映えます。唯一海老名市を水源とする川「永池川」をジャブジャブと歩きました。東名高速そばの市美化センターから上流に向けて、約400m。参加者は34人。子どもはボーイスカウトの1団体12名を含む13名、水生生物を捕まえ、大人は川や土手のごみを拾いました。放置したバイクや投げ捨てられた自転車等もありましたが、缶ジュースよりペットボトルが主流となっている現在、ゴミの量は確実に減量していました。

 農道に上がり、河川生物研究クラブの先生から水生生物の説明を受け、簡易水質検査を行いました。モズクカニ8匹、オイカワの稚魚数十匹、アブラハヤなど、豊かな生物を育んでいる永池川を身近に感じることができました。水質は「やや汚い」状態でした。17年前から、川歩きを継続してきて、ある程度浄化はされました。しかし、上流域では商業施設や住宅地を流れていて、都市部の川はそれ以上の浄化は難しい状況です。

集中豪雨で氾濫する川の治水工事が計画されています。美化センターより南側はすでに工事は完了し、川底・側面の3面コンクリートになっています。美化センターから北は川幅を広げ親水公園などが計画されています。緑と街が共存する海老名では、人工的な公園をつくることよりは、多様な生物が豊かな営みができる自然環境を保全していくことが必要です。川歩きをすることで次の世代へこの豊かな自然環境を繋いでいきたいと思います。

62日から始まる「環境展」で、活動の報告をパネル展示します。市役所1階のロビーに見に来てください。