子どもたちへ平和の未来を

2019年5月7日 01時09分 | カテゴリー: 活動報告

日本国憲法が施行されて72年目の憲法記念日に、今年も有明防災公園で開催された「5・3憲法集会」に参加した。ゲストスピーカーの湯川れい子さんは「歌い踊れるところに戦争はない」と平和を訴えた。辺野古県民投票の会代表の元山仁士郎さんは、52.4%の投票率で72%のNOを突きつけた沖縄の民意に真摯向き合う政治を訴えた。民主主義とは一人ひとりの人権を尊重し、地域のことは地域が主体的にとり組む地方自治の上に成り立つのではないかと強く感じ、大学院生の若い力に勇気づけられた。平和憲法のある日本への復帰を願った沖縄返還だったが、米軍基地は沖縄に7割が集中し、その平和憲法は安倍政権のもとで風前の灯となっている。

安倍首相は2017年の5・3憲法念日に「2020年には新たな憲法を施行したい」と宣言した。なぜ、憲法を改正しなければ、ならないのか?映画「誰がために憲法はある」を5月6日厚木のアミューでみた。コメディアン松元ヒロの「憲法くん」を女優の渡辺美佐子が演じ、大女優たちが各地で演じている原爆朗読劇「夏の雲は忘れない」を背景につくられている。先の戦争は国家権力が誤って起し、多くの犠牲(日本で300万、アジアで2000万人)をもたらした。二度と国家権力によって悲惨な戦争を起こさないように制定されたのが日本国憲法として、映画の冒頭と最後の場面に憲法君が「前文」を諳んじたことで印象づけられた。

上映後に前川喜平氏のトークがあった。大日本帝国憲法は60年しかもたなかったが、日本国憲法は72年も続いていること。アメリカの憲法には無く、ドイツのワイマール憲法にある生存権を取り入れて日本国憲法25条の生存権ができたこと、武力行使の禁止は第1時世界大戦後の不戦条約や第2次世界大戦後の国連憲章に表わされていることなど多くのことを学んだ。

今、戦前回帰の憲法にしようとする改憲勢力は、日本国憲法がアメリカの押し付け、現実に合わないとしている。確かにGHQが制定したが、明治時代から自由民権思想の流れをくんだ、日本の学者による憲法研究会の憲法草案が影響を与えたことは周知されている。基本的人権・国民主権・平和主義は世界の共通理念であり、崇高の理念を憲法にしたのが日本国憲法。世界に誇れる憲法を、なぜ、変える必要があるのか?現実にあうように憲法を変えるのではなく、理想に近づけるように現実を変えていくことが必要だ。その努力をしない政権は引き下がって頂きたい。

憲法集会後は平和へのおもいを表した旗やプラカードを手にもった各地から参加者と、お台場までのデモをした。「おかしいことはおかしい」と声に出していくことで、子どもたちへ平和の未来を渡したい。