中学校教科書展示会へ行こう!

2015年7月1日 10時03分 | カテゴリー: 活動報告

来年度から中学校で使われる教科書の採択に向けて、展示会が各自治体で開催されています。海老名市では6月29日(月)から7月4日(土)まで、市役所7階702号室で9時~17時(7/4は12時まで)です。12時~13時は昼休みです。また、午前より午後のほうが閲覧者が少なくゆっくりと見ることができるようです。私は6月30日の午後に閲覧しました。

 海老名市では、地理は地図ともども帝国書院、歴史と公民は東京書籍を使っています。育鵬社の歴史教科書は、史実に基づかず、歪曲した歴史観を子どもたちに教えることになるのではと懸念されます。例えば、①太平洋戦争を「太平洋戦争(大東亜戦争)」と表し、「大東亜会議」の開催と日本の東南アジアへの侵略を欧米の植民地からの解放と独立へ向けたと記述していること。②日本は「大日本帝国憲法」を近代立憲主義に基づいているとし、少し手を加えてだけで、新憲法にしようとしたが、占領下においてアメリカの押し付けにより「日本国憲法」が成立したとの記述。③湾岸戦争では巨額な戦争費用を負担したが、憲法の規定により人員を派遣しなかったので、国際社会からの評価は低く国際貢献の在り方が問われているとの記述。憲法を改正して、武力参加をするべきだと読めます。NGOの活動など、人道支援の在り方も表記すべきです。

また、公民分野で特に気になったのは、「国旗・国歌」についてです。国歌をその国の人々の心の歌とし、国旗の掲揚の仕方、国家斉唱の仕方まで記述しています。国旗は国家権力の押し付けと感じる人々もいます。様々な議論があって「国旗・国歌法」ができたことを考慮した表記にすべきです。 

展示会では感想などを書く用紙があります。用紙は教育委員会へ参考として提出されるということです。ぜひ、みなさん展示化へ行って、見て、「史実に基づく教科書を、人権を尊重する教科書を」と書いてきましょう。

 7月に開催される教育委員会で、今後4年間使用される教科書が採択されます。4月から地方教育行政がかわり、首長や教育長の権限が強化されましたが、教科書の採択は、教育委員会の権限です。子どもの成長にあわせた、教育現場の声を活かした教科書採択となるように傍聴に行きましょう

教育委員会定例会 7月24日(金) 13:30~ 市役所702号室

               教科書採択審議は午後から