寒川駅⇔海老名駅 実証運行中の路線バスに乗って

2015年4月4日 11時07分 | カテゴリー: 活動報告

寒川町と海老名市は交通不便地域対策としてコミバスを運行していましたが、公費負担率の高い(80%以上)路線の廃止に向けての代替え措置として、廃止になっていた寒川駅と海老名駅を結ぶ路線バスの復活をめざす実証運行にコミバス車両による取り組みをしました。2014年10月から6ヶ月間行われ、1年間の継続が3月議会で決定しました。

実際のバスに乗車してみました。3月31日(火)12時38分寒川駅発海老名駅行き、路線バス用にパスモなどカードが使えて便利です。始発駅では7人が乗車、次の図書館文庫前停留所(町役場など公共施設が近い)では高齢の方が2人乗車、それぞれ寒川町の北部で下車しましたから、高齢者にとって町役場や駅に出る足となっているようです。工業団地バス停や市境付近のバス停からは春休み中なので、旅行鞄を持った母子やベビーカーの母子、主婦が乗車しました。海老名市内に入ると乗降者0で、海老名駅に13時18分着、11人が降車しました。バス停留所表示版は寒川町では上部が薄い黄色で四角形、海老名市では白地に赤と青の円形で、寒川町のは判りにくく感じました。

始発から終点までの乗車は私一人でした。400円の運賃と40分の所要時間は電車の237円と18分に比べれば利用しにくいものですが、ウィークデイの朝夕は市内の通勤通学に、昼間や土日は交通の便が良く大型ショッピングモールのある海老名へ、相模一宮の寒川神社詣でに寒川へ、それぞれの市境を超えて利用されているようです。市境を超えての利用者は約33%です。

5ヶ月間の利用状況から、利用者が上昇傾向にあること、夏期の利用者のほうが多いこと、秋に海老名駅西口のまち開きがあることなどから、今後の利用者増が見込まれ実証運行は継続になりました。地域へのアンケート結果より、海老名市内のバス停の増加、運行時間の検討がなされるようです。

寒川駅前のバス亭 

現在、運賃収入は予測の66%で、運行経費2,390万円の20%です。70%は寒川町と海老名市・県、10%はバス会社(神奈川中央交通・相鉄バス)の負担です。公費負担率80%といえます。海老名市の本郷路線のコミバスの公費負担率は81%でした。県補助金がなくなったときは、町市の負担がさらに大きくなると思われます。継続についての判断を3月の委員会予算審議で質問しましたが、今後の利用状況を見て寒川町・バス会社と検討するとの回答でした。新たな赤字源にならないか危惧されます。交通不便地域の公共交通の在り方として、デマンド方式乗合タクシーなども検討すべきです