3月議会報告

2012年4月6日 19時40分 | カテゴリー: 活動報告

3月議会報告
 3月議会は2012年度の予算審議の議会であるため、多くの審議と発言の場がありました。市民・生活者の視点を大切に活動しました。
 <代表質疑>
24年度予算に対して、会派の代表として質疑をしました。3.11の経験を活かし、経済優先の成長路線から人間優先の成熟したまちづくりにしていくこと、そして市民参加型市政の視点から、次の4点を質疑しました。
1.機構改革
 集中・集約化によって効率的な業務・体制を図る大幅な機構改革は市民サービスの向上につながるのか、市の姿勢を問いました。
2.環境政策・エネルギーシフトについて
環境保全対策支援事業費は前年比15%増と積極的に環境政策を推進しています。25年度から始まる次期環境基本計画に反映させるためにも再生可能エネルギーへのシフトについて市の展望を問いました。
3.(仮)市民活動支援施設の運営について
  (仮) 市民活動支援施設・交流棟が2012年度中に完成し、2013年度開始に向け準備が進められています。この施設の運営は利用者の代表を入れた運営委員会形式でするように提案しました。
4.「食の創造館」について
総額21億円をかけた「食の創造館」が9月から開始されます。この建物は給食センターの建替えに起因しています。幼稚園・高齢者の配食を予定していますが、本来、義務教育の給食の充実を図ることが先決です。中学校の完全給食の実施について質疑しました。
<一般質問 地域包括ケアに向けて、夜間対応型訪問事業所の開設を>
海老名市の2011年の65歳以上の人口は24,000人、そのうちの約12%・2,900人は要支援・要介護者で、3/4は在宅です。だからこそ、24時間体制の在宅サービス・支援の充実が必要です。現在、市内に夜間対応している事業所はありません。夜間の見回り、オムツや体位の交換などは在宅で介護、地域で独居高齢者が住み続けるためにも、必要なサービスです。働きながらの介護はともすれば虐待に、老老介護は共倒れにも繋がります。そこで、夜間対応型訪問事業の今後の計画について質問しました。
事業としての採算面から夜間対応型訪問事業所を設置できなかったが、既存の訪問介護・看護で夜間サービスを対応していた実績があり、今後は利用者ニーズや事業所開設の意向の把握に務め、介護基盤の整備に向け取り組みを図るという答弁でした。
4月から在宅医療の夜間対応の往診料が増額されます。医療と介護を連携で夜間対応型訪問事業に取り組む好機です。そして、高齢になっても地域で住み続けるために、市民との協同による支え合いシステムの構築を提案しました。
<2012年度年予算審議>  
自由通路に動く歩道!?東西一体のまちづくりへ、海老名駅間(小田急とJR)200メートルの自由通路が整備(総額約10億5千万円)されます。そこに動く歩道が計画されていますが、設置費用・ランニングコスト・安全面などから不要と考えます。また、海老名駅西口開発は周辺道路整備などを含めると総額100億円にも上ることや市民生活に与える影響など、市民合意が得られているとはいい難く、市は説明責任を果たすべきです。
長引く経済不況、少子高齢化社会の進行のなかで、財政・環境の負荷を子どもたちへ残すことはできません。誰でもが安心して住み暮らせる海老名市にしていくために、新たな建物建設や開発事業より、生活基盤の整備、福祉政策の充実が重要と考え、予算に反対しました。

<放射能対策は市が自主的に!>
 継続審議を含め8本の放射能対策の陳情が提出され、文教社会常任委員会で審議されました。国の基準と対策が確立されていない現状では、放射能対策は市レベルでの対応は難しいとの意見から5:2で主旨不了承となり、陳情は全て否決されました。
 この陳情審議を経て、議員提案の意見書「放射性物質に対する安全基準値の早期決定と検出後の対策対応を国において早急にさだめることを求める意見書」が提出されました。
そもそも、放射能に閾値(しきいち:これ以下なら安全という値)はなく、限りなくゼロにしていくことが、特に成長期で細胞分裂の盛んな子どもにとっては必要です。放射能は目に見えません、すぐに健康被害が現れません。長期の低線量被曝の影響ははっきりしていませんが、チェルノブイリ事故では、免疫力や持続力の低下で、学校の授業時間の短縮などに表れています。国の放射能対策は後手後手に回っています。市はできる限りの対策をとるべきです。そして、かかった費用は国と東電に請求していくことです。
 この「意見書」を出すことは、国への責任転嫁に繋がりかねません。市は今までも空間線量の定期的測定、土壌測定、学校給食・市立保育園給食の測定などを進めてきました。さらに、精度の高い対策を進めていくことが、市民の安全を守る市の責務と考え、この「意見書」の提出に反対しました。